勉強後記

千里の道も一歩から。学びから遊びまで継続活動の日記。

    VoIPアドバイザ

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    Unit1 NGN時代の到来と音声サービス
    NGN(New Generation Network)→従来の公衆電話網の信頼性、安全性を確保しつつ、IPの柔軟性と経済性を備えた国際標準(ITU-T)のIPネットワーク。
    ITU-T(Inetnational Telecommunication Union Telecommunication Standardization Secter)→国際電気通信連合 電気通信標準化部門
    NGNの基本概念→ITU-Tの勧告Y.2001で定義されており、IPのマルチメディアサービスの制御方法としてSIPをベースとしたIMSが用いられる。
    SIP(Session Intiation Protocol)→IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化が行われているIPネットワーク上でのリアルタイム通信プロトコル。
    IMS(IP Multimedia Subsystem)→マルチメディア通信をIPベースの移動体ネットワークで提供するための仕組み。
    NGN登場の背景→IPを共通技術としてアプリケーションの相互運用が可能となったため。
    NGNで統合されるもの→1.情報と通信の融合 2.通信と放送の融合 3.固定網と移動体通信網の融合。
    情報と通信の融合→電話、データ、映像を融合させるトリプルプレイ。移動体網も融合されることでクワドロプルプレイへ発展する。
    トリプルプレイ→電話とデータと映像の3つの通信機能を1つの回線で提供するサービス。
    クワドロプルプレイ→トリプルプレイに加えてモバイル機能の要素も加えたサービス提供実態。
    通信と放送の融合→IP網を使った放送コンテンツの配信。
    固定網と移動体網の融合→1台の端末、1つの電話番号によるワンフォンサービスの実現。屋外では携帯電話端末として、企業内では内線電話として、宅内では固定端末として使用できる。FMCサービスもはじまる。
    FMC(Fixed Mobile Convergence) →固定網(固定電話)と移動体網(携帯電話)の融合
    NGNの具体的なソリューション例→ASP、SaaS形態のサービス提供。
    ASP(Application Service Provider)→業務用アプリケーションをネットワークを利用して顧客にレンタルする事業者。
    SaaS(Software as a Service)→ソフトウェアの機能をネットワークを介してサービス提供すること。
    Unit2 IP電話導入のメリット
    IP電話導入のメリット→経費面、組織面、業務効率化面での3つのメリット。
    企業内の電話システムの電話線→内線端末をつなぐ内線、通信事業者の交換局をつなぐ外線または局線、企業の拠点間をつなぐ専用線など。
    経費面でのメリット→通信費の削減、電話工事費の削減、オフィス面積削減、什器備品類の削減。組織面でのメリット→通信インフラの一元管理。
    業務効率面でのメリット→アプリケーション連携によるワークスタイルの革新。 
    Unit3 IPコミュニケーションの展開
    IPコミュニケーション→シームレスに利用できる様々な携帯のIPを活用した通信手段により情報システムやセキュリティシステムあるいはコンタクトセンタ、ビデオ会議など連携した企業活動を幅広くサポートすること。
    UM(Unified Massaging)→メッセージの統合の事で、電話やFAX、電子メールなど様々な通信手段で送受信されるメッセージを統合する。
    UC(Unified Communication)→個人、組織の生産性向上と顧客との関係強化、競争優位の確立に大きく寄与することが期待される。
    IPコミュニケーションの事例→ソフトフォンなど。電話のみならず各種コミュニケーション手段が統合された手段。
     

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    Unit1 IP電話普及の背景
    VoIP→Voice over Internet Protocolとは音声をパケット化して、IP網で伝送する技術であり、音声信号をパケットに変換することで、ファイルや電子メールの送受信、ホームページの閲覧などに利用されてきたデータ転送を同様に音声をIP網で伝送できるようにする仕組み。
    IP電話→VoIP技術を使った電話サービス
    NGN→Next Generation Network 従来の公衆電話網の信頼性、安全性を確保しつつIPの柔軟性、経済性を備えた国際標準のIPネットワーク。
    VoIP技術の発展要素→ネットワークインフラとしてのLAN/WAN/無線LANの高速化、信頼性向上、セキュリティ強化など。
    インターネット(IP網)の利用の進展にはどんな要素があるか→eコマースからeジャパン戦略、ユビキタスネット社会(u-japan)実現へ向けた総務省の取り組み。ブロードバンドの普及によって、Web2.0と言われているSNS、ブログ等ユーザが参加できる双方向のサービスが普及。移動端末からも高速なインターネット接続など。
    ネットワークの広帯域化の要素→固定網の光アクセスネットワークで100Mbps、3.5世代の携帯電話アクセスでは10Mbps超の通信速度が可能となってきた。基幹ネットワーク大容量スイッチでは10Gbpsの速度が得られるようになってきた。
    制度面の変化→2002年より050で始まる電話番号を通信事業者に付する制度を発足。2003年からは従来の固定電話と同等な通話品質、安全性、信頼性、輻輳時の疎通確保および、110番、119番の緊急通話が実現できる条件で、固定電話の番号体系である「0AB~J」の番号をIP電話番号として利用できるようになった。
    LTE→Long Term Evlution 3GPPが第3世代(3G)移動体通信のシステムの長期的な発展を目的に進める3.9世代の移動体通信システム。
    SAE→System Architecture Evolution LTEでのコアネットワークでオールIPのパケット交換機のみで構成し音声はVoIPで転送する。
    公衆電話網のIP化統合網への発展→固定電話網はIPベースのNGNを代表するIPネットワークへ移行する計画が進んでいる。また移動体網のアクセスネットワーク(LTE)およびコアネットワーク(SAE)もIP化する方向で検討が進んでいる。
    業務効率向上への期待→Webの画面上で電話帳検索を実施し、クリックして電話を掛けることやプレゼンスの確認をしてから電話をかけるなど。
    データ系技術者のVoIP技術の必要性→音声とデータ網が広がることでデータ系の技術以外にもIPネットワークでの音声/データ統合技術としてVoIP技術が必要となる。
    Unit2 IP電話普及の背景
    VoIPゲートウェイによる拠点間IP化→企業内システムでは1997年頃から始まった。
    企業内にIP-PBXを設置→ 企業内システムでは2000年頃から始まった。
    呼生業(SIP) サーバによる企業内IPセントレックス化、モバイルセントレックス化→ 企業内システムでは2004年頃から始まった。
    IP電話導入前の企業ネットワーク→音声系ネットワークはレガシーPBX、ボタン電話装置を中心に構成され、拠点間は公衆電話網、音声専用線により接続されていた。
    ボタン電話装置→簡易電話交換装置の事。主装置と専用電話機端末で構成される。
    VoIPゲートウェイによる拠点間IP化→拠点間音声経路をIPネットワークに統合する事で、データ回線と別に契約している音声専用線を削減することができた。
    拠点間設置型IP-PBXとIP電話機による構内IP化→構内ネットワークをLANに統合することが出来る。これにより構内の電話配線が不要になる。工事費用の削減と運用の一元化が可能になった。
    IPセントレックス化→呼制御を集中設置することで各拠点にPBXを設置することなくPBXを設置することなくPBX機能を提供することができ、設備コスト、運用コストの大幅削減が図れるようになった。
    モバイルセントレックス化→無線LAN機能を有する携帯電話端末で社内内線電話と外出先からの車内への通話など1台の端末で実現でき、シームレスなコミュニケーションが可能となる。
    Unit3 通信事業者のIP電話サービス変遷
    通信事業者のIP電話の変遷→2002年頃から「050」番号によるIP電話サービスが開始され2003年頃「0AB~J」番号を利用したIP電話サービスが始まった。
    IP電話サービス(「050」番号)→ADSL、FTTH、CATV回線を使用し、IP電話網には通信事業者の専用回線が使用される。通話品質は固定電話よりやや劣っており、110番、119番の緊急通報ができない。
    IP電話サービス( 「0AB~J」番号 )→固定電話と同等の品質と機能を実現する必要がある。アクセス回線としてADSLより高度なFTTH、vDSLを使用し、番号ポータビリティも可能となった。
    通信事業者が提供するIPセントレックス→通信事業者が用意するIP-PBXを利用する形態。通信事業者が設置したIP-PBXを複数の企業で共有するのが一般的である。
    通信事業者が提供するモバイルセントレックス→内線端末と外線端末を1つの端末で通信できるようにする。FMCサービスの提供の方向で進展している。
    FMC(Fixed Mobile Convergence) →固定網と移動体網の融合による端末サービスの高度化。
    NGNによるIP電話サービスの実現→NGNは通信事業者の提供する次世代ネットワークでありIPベースの音声/データ統合ネットワークである。NGNでの電話サービスの実現方法においてはIN技術(サービスノード)を使用する場合もある。
    IN(Intelligent Network)→電話サービスの実現を音声を伝達する伝達機能部とサービスを制御する高機能部は汎用サーバで構成するなど、伝達機能部に依存しない最適なアーキテクチャを構成するサービス実現形態。

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